郡山 おせち Arigato お弁当ランド
2020.11.8
Arigatoは、郡山市にあり、地産地消のレストランと宅配弁当、仕出し・オードブルをデリバリーするお店です。
特にデリバリー部門は、『農家キッチンArigato』として、郡山市、須賀川市へ『旬の野菜とお肉』を使用した美味しいものを宅配いたします。
Arigatoの全面監修による「おせち」が完成しました!今年のテーマは、『お肉おせち』です。
最近の若い子達がおせちをあまり好まないという現実を知り、少しでも多くの日本人が「おせち文化」というものに触れてほしい。
そういう考えで監修いたしました。ぜひ、肉と野菜の農家イタリアン~Arigato~のおせちをお楽しみください。
おせちの由来・意味、いわれ
そもそも、なぜ「おせち」というのでしょう?
「おせち」は御節料理のことですが、これは、季節の変わり目(=節)の大切な日(=節日)をお祝いする行事(=節供、節句、節会)のために、
神様にお供えする料理(=節供料理)という意の「御節供(おせちく)」を略したものです。
神様にお供えしたものを分かちあうことで、結びつきを深め、供に祝い、その恩恵にあずかるという意味があります。
本来はお正月だけのものではありませんでしたが、年に何度もある節日の中で正月が最も重要だったため、おせちといえば正月料理をさすようになりました。
おせちのルーツは平安時代の宮中行事で、元日や五節供(五節句のこと)などの節日に節供料理をふるまう習わしがありました。
当時の庶民には縁遠いものでしたが、江戸時代に一般大衆に広がり、やがて1番目の節日であり最も重要な正月の料理を意味するようになりました。
※
節供(節句)は「節句の日」という意味に変化していき、江戸時代には中国から伝わった暦の上の風習のうちの五つが公的な行事として定められました。
これが五節句であり、季節の草木をもって、1.一月七日(人日/七草の節句)、2.三月三日(上巳/桃の節句)、3.五月五日(端午/菖蒲の節句)、4.七月七日(七夕/七夕祭り)、5.九月九日(重陽/菊の節句)とされています。
このように御節(おせち)の名前の由来とされている「御節供」は五節句の節日に神様に供えるもの(神饌)であったと考えられており、御節(おせち)は神饌に由来しています。
お正月は、五穀豊穣を司る年神様をお迎えし、新年の幸福を授けていただく行事なので、
収穫物の報告や感謝の意をこめ、本来はその土地でとれたものを用いますが、
暮らしや食文化が豊かになるに従って山海の幸を盛り込んだご馳走となり、
現在のおせちの原型ができました。
また、おせちに保存の効く料理が多いのは、お迎えした年神様が静養できるよう台所で騒がしくしないため、
かまどの神様に休んでいただくため、神聖な火を使うのを慎むため、
多忙な女性が少しでも休めるように、などと言われています。
本来は、下記の願いがあります。
なので、料理長には、それぞれの想いを込めて、皆さまが笑顔に、そして、美味しい!と言いあえる食卓を目指して、作っていただいております。
「子孫繁栄」の意味を持つおせち料理一覧
人類のテーマでもある子孫繁栄、子宝に恵まれ一族が幸せであることに意味を持つおせち料理をご紹介します。
数の子
かつてニシンを「カド」と呼び、その腹子なので「カドの子」となり、それが「カズノコ」と呼ばれるようになったのが名前の由来とされています。ニシンを「二親」として、魚卵は卵の数が多いことから、子孫繁栄を願う縁起物とされています。
ほんだわら
「穂俵」、「神馬藻」などと記されます。あしらいなどに使われる海藻の一種で、藻に多くの胞子をつけている様が、たくさんの子どもを抱えているように見え、子孫繁栄につながるとされる縁起物です。
昆布
昆布は多くの語呂合わせが見られる縁起物です。「こぶ」は「よろこぶ」に通じるとして「養老昆布」と書き、「子生」と書いて子孫繁栄にもつなげています。
八つ頭
里芋の品種の一つで、大きな親芋と子芋が分かれずにくっついているのが特長で、里芋は子芋がたくさんつくことから、子孫繁栄の縁起物とされています。
「豊作」の意味を持つおせち料理一覧
農耕民族であった日本においては昔より五穀の豊穣を願うことが一般的でした。収穫した穀物に対して感謝の意を示すための行事として、神祭りを行ってきています。こうした五穀豊穣を祈るためのおせち料理の代表格が田作りです。
田作り
五穀豊穣を願い、「五万米」の字を当てる縁起物。片口鰯を農作物の肥料として使った田畑が大豊作となり、米が五万俵もとれるなどとされ、「田作り」とも呼ばれています。ごまめは小さくても尾頭付き(頭から尾まで完全に揃う)のため、縁起がよいとされ、完全は終わりまでを全うするという意味があり、よい一年が送れるということにつながっています。
小肌粟漬
黄色のつぶつぶはクチナシで染めた粟で、五穀豊穣を願っています。
「健康」の意味を持つおせち料理一覧
黒豆
黒豆には邪気を払い、黒く日焼けするほどマメ(勤勉)に働けるようにと願いが込められています。そもそもマメは健康を意味するものでもあり、いつまでも健康でいられるようにとの願う、おせち料理には欠かせないものの一つです。
「財産」の意味を持つおせち料理一覧
きんとん
もともとは中国から伝わり、金飩と書いて「こんとん」と呼び、それが後に「金団」になったとも言われています。黄金に例えて、豊かな一年を願う、金運を呼ぶとされる縁起物です。
「魔除け・厄除け」の意味を持つおせち料理一覧
蒲鉾
紅白の蒲鉾として、正月のおめでたさを表現しています。紅白で形どった蒲鉾は、初日の出を表すとされ、赤は魔除けや慶び、白は神聖や清浄を示すとされています。
海老
髭を老人に例えて「海老」と書き、茹でると年寄りのように腰が曲がるので、長寿でいられるようにとの願いが込められています。また、海老は脱皮をしながら成長していくので、生命が新たに続いていくことや、出世を願うものとされていますが、赤色が魔除けの色とも言われています。